charieの開発チームも、I.M.Galleryの私も、元々婦人服のパターンナーという仕事をしています。
パターンナーとは、洋服の型紙を作る仕事です。
建築で言えば、設計図を作るようなもの。
細かい寸法を決め、平面の布を組み合わせて体に沿うように立体を作っていくお仕事です。
平面の布でカーブの立体を作るので、様々な方法やアイディアがあり、
納得いかないと1型に3日間費やしたりすることもある程(デザインややり方にもよると思いますが)、地道な仕事です。
それは、全く同じ指示寸法で、ほぼ同じ生地面積でも、型紙の形状やバランスによって、
見え方や着心地の全く違うものを作ることも出来ます。
たまに、「これは腕が上げにくいわ。」とか、(注:ジャケットなど、腕を上げる用途ではないために上げにくく作られているものもあります。)
「これは痩せて見えるわ!」とか、
いろいろなデザインに出会うと思います。
それは、デザインや生地もそうですが、型紙や縫製の影響もあります。
着る人の体との相性に左右されることもありますが、
ほんの1mmの違いで、やぼったく見えたり、スタイリッシュに見えたり・・
私もパターンナーをする前は、しっくりこない服に出会うと、
自分の体型が変なのかしら・・?と思うことも多々ありました。
ですが、パターンナーをしていると、型紙によってこうも違うか!と思うことが多々あります。
型紙の合うブランドを探すのも、きれいに見えるコツかもしれません。
パターンナーは日本ではあまり有名でない職業ですが、
パリなどではモデリストとも呼ばれ、デザイナーと同様に洋服作りの中で重要な役割を果たす、
とても重要なお仕事だとされています。
charieのオーナーは、フランスに研修に行った経験もあるほど、とても熟練したパターンナーさんでした。
大手の会社から依頼を受け、とてもすらっと見えるミセスのシャツを開発したり、
芸能人の衣装なども作っていました。
とても雰囲気のある、きれいな服を作っていたため、
たくさんのデザイナーさんからも支持され、たくさんの素敵な洋服を産み出してきました。
そして、charieの開発チームには、パターンナーをしながら、トリマーの資格を持っているお姉さんもいました。
犬が大好きで、犬にとっても詳しく、犬の帽子作りはまさに天職なのではないかと思いました。
charieはそのようにワンちゃんに密着し、型紙製作を大切にしてきたブランドです。
I.M.Galleryもこれから、型紙製作を大切に、
I.M.Gallery= I.=犬を M.=守る Gallery=ギャラリー なりに、ワンちゃんのことをもっともっと理解し、
よりよいものづくりを展開していきます。
応援どうぞ宜しくお願いします☆
(上の写真は、布を裁断し、ピンで立体を作っているところ。)
(下の写真は、仮縫いの帽子を縫っているところです。)
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